新幹線「2階建て車両」は消滅も、ヨーロッパでは今もバリバリ現役なワケ

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「2階建て車両」は、日本ではあまり多くないが、ヨーロッパでは多彩な車両が運行されている。それぞれの事情の違いを見ていく。

日本で多くない理由

低いホームに対応したイタリアの2階建て客車(画像:橋爪智之)
低いホームに対応したイタリアの2階建て客車(画像:橋爪智之)

 2階建て車両と言われて頭に思い浮かぶものというと、展望を重視した観光列車や、座席の数を増やした優等列車などがある。JRで言えば、100系やMAXといった新幹線、観光列車のスーパービュー踊り子、首都圏で活躍する普通グリーン車あたりが思い浮かぶし、私鉄だと、観光用と共に名阪を結ぶ都市間特急としても活躍したビスタカーに始まり、しまかぜやあおぞらなど、数々の2階建て車両を輩出してきた近鉄を筆頭に、京阪や小田急でも採用された。とはいえ、日本ではJRの普通グリーン車と近鉄以外は、その後があまり続いていない。

 日本で2階建て車両があまり多くないのには、いくつか理由がある。

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