「相乗りタクシー」でストーカー被害? 都心で人気も、今後大丈夫なのか

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世の中いろいろなものがシェアされているが、タクシーも「シェアして乗る」時代となってきた。「乗合タクシー」と「相乗りタクシー」について、解説する。

「相乗りタクシー」とは?

タクシーのイメージ(画像:写真AC)
タクシーのイメージ(画像:写真AC)

 一方、「相乗りタクシー」とは、任意の他人同士が相互の意見を交渉・調整・合意の上で1台のタクシーに同乗することをいう。雪や台風などで駅にタクシー待ちの行列ができている時、同方向に向かう乗客がグループをつくり、タクシーを利用する光景を見たことや、経験したことはないであろうか。要はそういった非常時のタクシー利用法を、日常的に行うことである。

 最近、タクシー配車アプリの登場によって、相乗りがより身近になった。相乗りを希望する利用者が配車アプリに登録し、乗車地と目的地を設定すると、目的地が近い利用者同士がマッチングされ、タクシーに相乗りできるシステムである。

 今までの相乗りといえば、先に降りる人が、最後まで乗る人にアバウトな割り勘で運賃を渡し、最後の人が多く払ったり、時には少なく済んだりと、不平等に感じる面があった。しかし、配信アプリの誕生により、アプリ上で乗車距離に応じて利用者ごとに料金が案分されるようになり、不平等感も煩雑さもない。また、乗車人数で運賃を案分できるので、利用者としては通常の運賃よりも割安にタクシーを利用できる。

 配車アプリを使った相乗りタクシーは、アプリ上で全て完結するため、面識がない者同士でも心配なく利用できるのが利点だが、その半面、タクシー独特の「空間の独り占め」ができないし、見ず知らずの人と密室にいることが嫌な人には苦痛であろう。また、タクシーの利便性を生かした「ドア・ツー・ドア」が裏目に出ることもあり、プライバシーにも気を付けたいところだ。実際に、若い女性が自宅前から乗ったことで同乗者からのストーカー被害に発展したケースもあるという。

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