「お前の代わりはいくらでもいる」 下請け運送業者のプライドを奪う荷主に突き刺さる、「2024年問題」という名の鋭角ブーメラン

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下請け企業が発注元から、価格転嫁や価格交渉を巡って、「代わりはいくらでもいる」と言われてしまうことがあるようだ。発言の問題点を考える。

下請け企業の悲痛な叫び

トラックのイメージ(画像:写真AC)
トラックのイメージ(画像:写真AC)

 下請けの中小企業が、発注元の大手企業から、価格交渉に応じてもらえなかったり、価格転嫁ができていなかったりする実態を、当媒体が「下請けイジメ横行の運送業界 価格交渉すれば「代わりはいくらでもいる」と嘲笑、経産省「価格転嫁調査」でわかった“美しい国”ニッポンの現実」(ライター:日野百草、2023年2月12日配信)で報じた。

 記事では、運送事業者の事例を中心に取り上げ、埼玉県で軽貨物のオーナードライバーをしている60代男性の悲痛な声も紹介された。

「末端は価格交渉の余地すらありません。そんなことをしたら『代わりはいくらでもいる』となります」

「代わりはいくらでもいる」は、とても厳しい、キツイ言葉であり、相手を強く傷つける。その言葉がヒトに与える影響、そしてなぜ言ってはいけないのかを心理学の面から見てみよう。

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