「相乗りタクシー」でストーカー被害? 都心で人気も、今後大丈夫なのか

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世の中いろいろなものがシェアされているが、タクシーも「シェアして乗る」時代となってきた。「乗合タクシー」と「相乗りタクシー」について、解説する。

「乗合タクシー」とは?

タクシーのイメージ(画像:写真AC)
タクシーのイメージ(画像:写真AC)

 シェアハウスやカーシェアリングなど、世の中いろいろなものがシェアされているが、タクシーも「シェアして乗る」時代となってきた。タクシーをシェアするとなると「乗合タクシー」と「相乗りタクシー」の2種類がある。見ず知らずの複数の人が1台のタクシーをシェアして乗る点は一緒だが、いくつかの点で違いがある。乗合タクシーと相乗りタクシーをそれぞれ見てみたい。

「乗合タクシー」とは、バスとタクシーのいいとこ取りのシステムで、市町村が運営する公共交通機関の場合もある。バス型のタクシーという位置付けだ。

 例えば、高齢化が進んだ過疎地では、住人の足となっていたバスの利用者が減少し、採算が取れないバス事業者が路線を廃止するケースが増えてきた。そこで、交通難民の外出をサポートするため、タクシーに白羽の矢が立ったわけだ。タクシー事業者からしても、過疎地での利用者減少、さらにタクシードライバー不足も深刻な問題になっており、まさに渡りに船である。

 こうした過疎地の乗合タクシーは、基本的にはバスのようにバス停を回るケースが多いが、地域によってはタクシーの利便性を生かして、バス停まで歩行困難な人を玄関先まで迎えに行くなど、地域の独自性を出し、地域復興支援策のひとつとしている。市町村によってはタクシー助成券を出すところもあり、過疎化の進んだ住民の足になると期待されている。

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