配達員をいまだ苦しめるマスク対応クレーム、しかも最近は「付けるな」の“逆マスク警察”も登場していた!

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いまだ、「マスク警察」に悩まされる配達員たち。その実情とは。

「感染リスク」と見なされたエッセンシャルワーカー

マスクをした配達員のイメージ(画像:写真AC)
マスクをした配達員のイメージ(画像:写真AC)

「営業所や配達員にもよるのでしょうけど、基本はマスク着用ですね。運転中も私はマスクします。もう3年になりますか」

 都内の宅配ドライバーの3年に筆者(日野百草、ノンフィクション作家)も不思議な感慨を覚えた。そうか、コロナ禍に入って「もう3年」か。マスクが足りない、パチンコ店が感染源だ、いや夜の街だ、緊急事態宣言はまだか――実際のコロナ禍を国民全体が実感させられるのは2020年でも3月ごろからだったように思うが、すでに買い占めと転売によるマスク騒動などは起き始めていた。

「そうそう、3年前は営業所でも一時的にマスクが足りなくてね、仕方がないから自分で用意しようと思っても買えなくて、なんだか懐かしいですね」

 筆者もあの2020年以来、新型コロナウイルス感染症に襲われた日本をずっと取材し続けてきた。ルポ、コラムなど100本以上は書いただろうか。このコロナ禍の端緒、もう記憶のかなたという読者もいるかもしれない。先のパチンコ店も含め「誰のせいだ」も3年の間に移り変わっていった。

 そうしたなかで筆者は特に、

・宅配ドライバー
・コンビニ店員
・飲食店員
・警備員
・介護士
・清掃従事者

といったエッセンシャルワーカーを取り上げてきた。当初はその時々によって「感染拡大リスク」とされてしまった人たちだ。

「夏なんか息苦しくて、早くコロナが終わらないかなと思ってました。それが終わらないなんてね、もう慣れましたけど、3年もマスク姿で配達しましたよ」

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