もうローカル線とは呼ばせない! 山陰本線活性化のカギは「寝台夜行列車」だ
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山陰本線は長大な路線であるが、多くの区間は「ローカル線」の様相を呈している。その活性化策を提案する。
ハイブリッド型の特急気動車を

さらに、特急列車はキハ189系気動車をベースとして、ハイブリッド型の特急気動車を開発して、置き換えることを提案したい。沿線に香住温泉や浜坂温泉が存在することから、グリーン車の需要も期待できるため、半室構造のグリーン車も導入して、客単価も上げられるようにしたい。また大阪~城崎温泉間や京都~城崎温泉間の特急と接続する、リレー快速も設定して、城崎温泉~鳥取間の活性化を模索したい。
次に、城崎温泉~鳥取間の特急停車駅を中心に、パーク&ライド用の駐車場を整備して、特急列車だけでなく、自家用車から鉄道へモーダルシフトを図りたい。特急が停車しない駅であっても、駐輪場を整備して駅へのアクセスを改善したり、コミュニティーバスとの連携を強化したりする必要がある。
3番目として、東浜駅が「トワイライトエクスプレス瑞風」の立ち寄り駅に指定されたことから、先述したレストラン「アルマーレ」に立ち寄る、旅行商品を開発して、展開したい。
2018年度の東浜駅の1日当たりの乗降客数は、58人と少ないが、団体列車が立ち寄れば、それだけで最低でも50人程度が乗降することになり、東浜駅の活性化とイメージアップにもつながる。