澁澤倉庫、水平ロボット×垂直ロボットによる「物流3Dロボット」の実用化に成功

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澁澤倉庫が、物流3Dロボットの実用化に成功したと発表した。プラスオートメーションとの共同事業。

スペース当たり生産性は2.3倍向上

澁澤倉庫の企業ロゴ(画像:澁澤倉庫)
澁澤倉庫の企業ロゴ(画像:澁澤倉庫)

 澁澤倉庫(東京都江東区)は12月5日、物流3Dロボットの実用化に成功したと発表した。

 物流ロボティクスのサブスクリプションサービスを展開するプラスオートメーション(同港区)との共同事業で、

・水平移動ロボットの無人搬送車(AGV)型ロボットソーター
・垂直移動ロボットソーター

をシステムリンクさせ、統合運用する。

 物流3Dロボットシステムは、同社のパイロットモデル倉庫である松戸営業所で実地運用中だ。同営業所はこれまで、水平移動ロボットソーター「t-Sort sd5」で、アパレル関連商品の仕分け(店舗別、返品、EC)を行ってきた。

 このたび、垂直移動ロボットソーター「t-Sort 3D」と組み合わせ、統合運用することにより、同等の処理能力を維持した状態で機材使用スペースを57%カットする事に成功した。

 水平ロボット単独運用時は、平面15仕分け間口の場合、約8m長のスペースを使用。垂直ロボットとの統合運用により、垂直方向の空間活用ができ、同じ間口数を2m長で対応。使用スペース57%カット、スペース当たり生産性は2.3倍向上した。

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