安さ自慢の「高速路線バス」 欧州でも若者に大人気、でも肝心の「座り心地」はどうのか? 実際に乗ってみた

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都市間の移動手段として人気を誇る高速路線バス。手頃な料金という魅力で若者を中心に利用者が多い。こうした傾向は欧州も同じようだ。

実際の乗り心地は? 日本と比べると…

 また、横転など死傷者を出す大きな事故が立て続けに起こった際には、ギリギリの低価格でバス会社に運行させたため、運転手への負担が増えたことが原因ではないかと批判されたこともあった。

 運行されている本数が多いため目立つという部分もあるだろうが、かつて日本で問題となったツアーバスを見ているようで、安全面ではいささか不安を覚える。

 では実際の路線バスの乗り心地はどうか。

 ヨーロッパの路線バスは昼行・夜行問わず同じ車両が使われており、横2+2列の座席となっている。リクライニングはするが、前後間隔はかなり狭く、後ろに座っている人がいると背もたれを倒すのに気を使う。

 以下はあくまで筆者の個人的感覚という前置きになるが、座席のクッションが非常に硬く、1時間も座っていると足がしびれてきて、3時間を超える頃には尾てい骨が耐えられないほど痛くなってくる。

 もちろん、鉄道とは違った揺れでよく眠ることはできないため、夜行便の乗車にはかなりの覚悟が要る。最近では、わざわざ自宅から低反発クッションを持参するほどだ。

 とはいえ、わずか数十ユーロという低価格ではるか遠方まで旅をすることができるという点で、若者から絶大な支持を得てここまで急成長を遂げた。

 格安で移動できることを考えれば、若者にとって座席の硬さや窮屈さは大きな問題ではなく、Wi-Fiと充電設備さえあれば耐えることができる程度の苦痛なのかもしれない。

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