賛否両論の電動キックボード 基準に合わない「野良車体」を放っておくと、故障時に厄介だった!

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さまざまな事故・違反行為が報道され、社会的な議論を呼んでいる電動キックボード。便利な新型モビリティが普及するために必要なこととは何か。あらためて考える。

小型低速車は車道? 歩道?

キックボードのイメージ(画像:写真AC)
キックボードのイメージ(画像:写真AC)

 続く第4回WG(同年9月)の資料を見ると、小型低速車が車道も歩道も走行できるようにする案についても第3回案より試験・調査が加わり、概要が定まってきた様子だ。

 、通常走行時は、緑色に常時点灯し、歩道走行時は、同じく緑色に点滅するライトを装着するという内容で検討が進んでいる。

 実際の道路では自転車も10km/h程度で走行していることを考えれば、電動モビリティは、スピードリミッターによって速度が抑制されるので、ほぼ同等ということだろう。

 後述するが、走行安定性の試験を8km/hで行ったとの記録があり、歩道での速度制限はこの速さとなるのではとも予想される。

電動キックボードは「段差」に弱い

 電動キックボードは、小径の車輪、高い重心、それ以外の車体特性も含めて、段差に弱い乗り物だ。コンパクトさを求めた結果とも言えるが、小型低速車という名の通り、車体がコンパクトになれば、それに装着されるタイヤも必然的に小さいものになる。

 ユーザーも当然その特性を十分に理解したうえで乗車すべきだが、保安基準のひとつとして段差乗り越え試験も検討されている。

 窪み傾斜出口では、45度の傾斜で5cmの深さ、斜面では、傾斜10%で深さ10cm、垂直段差では高さ2cmと、高さ3cmで角がR=2cmの丸くなった段差が検討されている。

 速度は、車両の設計上の最高速度と、8km/hのふたつの速度で試験を行うことが想定している。

 例えば、歩道の切れ目の段差は低く設計されているし、スロープ状になっている。また道路脇は側溝に向かって傾いており、そういった路面の再現がこの試験でなされるということだろう。

 この試験により、最低限の走行性能を保証するということだ。

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