賛否両論の電動キックボード 基準に合わない「野良車体」を放っておくと、故障時に厄介だった!

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さまざまな事故・違反行為が報道され、社会的な議論を呼んでいる電動キックボード。便利な新型モビリティが普及するために必要なこととは何か。あらためて考える。

50ccバイクを買える時代の終わり?

電動キックボードのイメージ(画像:写真AC)
電動キックボードのイメージ(画像:写真AC)

 こうなると、50ccのバイクを気軽に買える時代は終わりを迎えたように感じられる。

 125ccのスクーターの新車が、20万円台で購入できることを考えれば、免許さえあれば、30km/h制限、二段階右折から解放される125ccの方がより魅力的だ。

 そのためか、50ccの売り上げが減少するとともに125ccの売り上げが伸びているという調査結果が、全国軽自動車協会連合会によって出されている。

 排気ガスや騒音抑止のための性能アップをしたうえで10万円以内の値上げ幅に抑えているというのも十分すごいことだが、それでも価格が上がってしまったことの影響は避けられていない。

 その50cc原付を、安価に製造・販売するためには、電動化が近道といえる。ガソリン仕様に比べて少ない部品、少ない組み立てコストで完成するEVモデルならではのメリットだ。

 小型の電動モビリティが50ccバイクの代替となっていくと予想するのは、このためだ。

野良車体を野放しにするとどうなるか

 現状、違反行為などがたびたび取りざたされている電動キックボード。しかし無論、悪い面ばかりではない。その手軽さやエンターテイメント性、新鮮さなどを持つ「新しい乗り物」としても十分な注目を集めている。

 しかし、その要素のひとつである手軽さが規制によって厳しくなれば、興味を持つ利用者も減少してしまうかもしれない。

 また先々の懸念としては、ひとつの車体を長く使うことでバッテリーが弱ってきたりタイヤがすり減って走行に支障が出たりといったことも考えられる。そうなった際に、適切な修理を施したり、正しい捨て方が提示されたりといった対応は非常に重要になる。

 現状、インターネットで購入した電動キックボードで、そのようなサポートを受けられる製品は非常に少ない。一部では、自社製のものに限って中古車体を引き取り、修理して中古販売するといった動きも見られる、他社製品の取り扱いについては困難な状態だ。

 そのため今、安易に「野良」キックボードを購入し使用していると、廃棄する必要が出てきた際に、ルールにのっとった処理が難しくなる恐れもある。それにより、不法投棄やリチウムイオンバッテリーの発火といった問題も、十分に考えられる。

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