免許証、マイナカード一体化に深まる疑念! 紛失・盗難の再発行証明はどうすればいいのか?

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2024年度末、マイナンバーカードと運転免許証の一体化が実現の方針だ。ただ反発する声も強い。果たしてうまくいくのか。

河野大臣の発言とSNS上の誤解

運転免許証のイメージ(画像:写真AC)
運転免許証のイメージ(画像:写真AC)

 運転免許証とマイナンバーカードが、2024年度末までに一体化される。現状はあくまで方針の段階だが、前倒しを警視庁と検討しているとあって、おそらく実現するのだろう。

 一体化は、2022年10月13日の河野太郎デジタル担当大臣の会見によるものだが、日本中を早速騒がす大問題となった。これより先に健康保険証をマイナンバーカードと一体化する方針が決まっており、現行の紙やプラスチックの保険証は廃止される。

 ここで、矢継ぎ早に河野大臣の発言が続いたため、

「現行の運転免許証もマイナンバーカードと一体化の上で廃止」

という誤解が、SNS上を中心に独り歩きした。一部の報道機関すら勇み足で報じた。

 あくまで方針だが、運転免許証とマイナンバーカードが一体化しても、現行の運転免許証はそのままの予定だ。運転免許発行時、希望者だけがマイナンバーカードと一体化できることになる。

 そもそもこの一体化は2022年3月、道路交通法改正案に盛り込まれ、閣議決定されている。

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