免許証、マイナカード一体化に深まる疑念! 紛失・盗難の再発行証明はどうすればいいのか?
2024年度末、マイナンバーカードと運転免許証の一体化が実現の方針だ。ただ反発する声も強い。果たしてうまくいくのか。
紛失・盗難の場合はどうなるのか

また、怖いのは紛失や盗難だ。
いくら注意しても日常生活の話だ。誰しもそうした状況に陥るとも限らない。悪用はもちろん、すべて一体化したら、その再発行を証明するものは何になるのか。
現状、公安委員会発行の運転免許証こそ、最強の身分証明カードであることは間違いない。それすら一体化したら、極端な話
「再発行を希望する私である証明」
をどうすればいいのか、という問題にも直面する。
繰り返すが、現行の運転免許証はマイナンバーカードと一体化しても併用が可能になるとされている。しかし、いまだにマイナンバーカードの交付率は
「49%」(10月2日時点)
に過ぎない。2万円のポイントを付与、それも2022年度末まで延長しても国民の約半数はマイナンバーカードを作ろうとしない。
このような状況で、岸田首相が免許証や保険証など各種カードのマイナンバーカードへの一体化の加速を指示、河野大臣がマイナンバーカードへの一体化と現行のカードを原則廃止と表明など、いらぬ混乱を招くのは自明の理だ。
今回のマイナンバーカード政策、交付率の結果を見ても国民の信用を得ていないのは明らかである。運転免許証は人生における仕事や生活に直結する、国民ひとりひとりの財産だ。そこに思いが至らなければ、今後も国民の多くに誤解と混乱を生むことになり、交付率はいつまでたっても上がらないままだろう。