パスポート更新、来年3月からオンライン化へ ぶっちゃけ利用者にどんなメリットがあるのか?

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2023年3月から、パスポート更新時の申請、紛失時の届け出がオンラインでできるようになる。いったいどんなメリットがあるのか。

狙いは利便性の向上と効率化

パスポート(画像:写真AC)
パスポート(画像:写真AC)

 2023年3月から、パスポート更新時の申請、紛失時の届け出がオンラインでできるようになる。面倒な作業が簡易化されるため、メリットを感じる人も多いだろう。

 今回の旅券法改正で、申請時の出頭が必須ではなくなり、マイナンバーを活用したオンラインでの更新申請ができるようになる。さらにクレジットカード決済も可能となる予定で、まさに画期的な進展だ。

 各省庁は2020年に改定された「デジタル・ガバメント実行計画」に基づき、行政手続きのオンライン化を促進している。今回の改正背景は大きく分けて以下の四つだ。

・申請者の利便性の向上
・旅券事務の効率化
・旅券の信頼性の維持
・新型コロナウイルスの感染拡大を含むその他社会情勢の変化に対応した制度の見直し

 パスポートの更新を経験した人はわかるが、その作業はとにかく手間がかかる。平日17時までの申請が必要なことに加え、パスポートセンターや役所の旅券窓口での申請が必要だ。

 筆者(加藤舞、海外旅行ライター)もこれまでに数回のパスポート更新を経験したが、どれも骨が折れるものだった。平日に自宅から離れた役所へ向かい、紙の申請用紙を記入して提出。1週間後に出来上がったパスポートを受け取りに、再度役所へ……。さらに、更新費用は現金支払いのみの収入印紙を購入しなくてならない――。

 手続き自体はシンプルだが、紙の申請用紙の利用も収入印紙の購入も、専用の窓口のみで、

「なんともお役所仕事だ」

と感じていた。これらが全てオンラインでできるようになれば、時間の節約はもちろん、窓口の人員負担や業務量が大いに軽くなる。