パスポート更新、来年3月からオンライン化へ ぶっちゃけ利用者にどんなメリットがあるのか?

キーワード :
, , ,
2023年3月から、パスポート更新時の申請、紛失時の届け出がオンラインでできるようになる。いったいどんなメリットがあるのか。

ページ増補は廃止

飛行機搭乗のイメージ(画像:写真AC)
飛行機搭乗のイメージ(画像:写真AC)

 利用者にとってうれしい今回の改正だが、注意点もある。

 パスポートの出入国スタンプがいっぱいになった場合、これまでは数千円の費用で増補(ページ追加)ができた。しかし、2023年から増補は廃止され、新たなパスポートの発行が必要になる。電子申請は増補を目的とした更新でも可能だが、有効期限は以前のパスポートを保ったままとなる。さらに旅券番号は変更される。

 筆者も仕事柄、空白ページがなくなり追加申請をしたことがある。2時間程であっという間にページが追加され、とても便利だった。一方、増補制度のある国は世界でも少なく、偽造パスポートではないかと、海外イミグレーションで疑われるケースも多かった。

 今回の増補廃止は、日本国パスポートの信頼性の維持という背景がある。今後、ページ数が足りなくなった場合は、旅券番号の更新された新パスポートの取得となるため、海外出張の多いビジネスマンは注意が必要だ。

新規発行のオンライン化は2024年

成田空港(画像:写真AC)
成田空港(画像:写真AC)

 申請時、国内ではマイナンバーなどを使うが、海外での申請の際は在留届での確認となる。在外公館は基本的に首都にあるので、居住地によっては車で数時間の距離である場合や、そもそも居住国に設置されていないこともある。

 オンライン申請が可能になることで、移動の負担が大きく軽減される。パスポート更新のオンライン化は、国内だけではなく海外在住者にも大きな恩恵がある。

 まずは切り替え申請からオンライン化が始まるが、新規発行についても気になるところだ。現時点では、2024年度からの予定だ。新規発行の際に必要な戸籍謄抄本の電子化を待っている状況だ。新規発行のオンライン化がスタートすれば、いよいよパスポートの取得がより身近なものになる。

全てのコメントを見る