パスポート更新、来年3月からオンライン化へ ぶっちゃけ利用者にどんなメリットがあるのか?

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2023年3月から、パスポート更新時の申請、紛失時の届け出がオンラインでできるようになる。いったいどんなメリットがあるのか。

海外旅行・航空業界にとってのチャンス

海外旅行のイメージ(画像:写真AC)
海外旅行のイメージ(画像:写真AC)

 パスポート取得が簡単で身近なものになれば、それに伴い、海外へ行くハードルも下がる。航空業界にとっても、更新の簡易化はうれしい知らせだ。

 海外への興味はあっても、パスポート取得は案外

「心理的ハードル」

が高い。一度取得しても、時間が取れずに更新を先延ばしにした揚げ句、忘れてしまう人は少なくない。いざ、海外航空券を購入しようと思ったとき、失効していたという経験がある人も多いだろう。申請が手軽になれば、航空、旅行業界はこうした機会損失を防げる。

 電子化が進み始めたこの機会だからこそ、

「パスポートの有効期限は残り半年です」

といったような「お知らせシステム」を導入してほしい。運転免許証でも更新ハガキが届くのだから、10年という長期期限を持つパスポートに対する更新の知らせがないのはむしろ「謎」だ。ふと、海外へ行きたいと思ったとき、パスポートが使えなくなっていることほど悲しいことはない。