和牛の「受精卵」をドローン配送! 北海道で“世界初”驚きの実験、果たしてどんなメリットが?

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北海道の上士幌町で、世界初となる「牛の受精卵のドローン配送」の実証実験が行われた。酪農家にとって、革命的とも言える一歩が踏み出された。

なぜドローン配送? 得られるメリットは

北海道の和牛のイメージ(画像:写真AC)
北海道の和牛のイメージ(画像:写真AC)

 北海道の十勝管内上士幌町と上士幌町農協、それにドローン配送のNEXT DELIVERY(ネクストデリバリー、山梨県小菅村)は、JA全農ET研究所(上士幌町)の協力を得て2022年7月1日(金)、冷凍保存していない和牛の受精卵をドローンで運ぶ実証実験を行った。

 同社によると、牛の受精卵の配送は世界初という。

 ドローンを使った空輸とは、なかなか耳慣れないかもしれないが、酪農家にとっては革命的な話だ。

 実験は、ドローンで受精卵を輸送した場合に温度変化や振動がどのような影響を与えるかを調べるもので、今回だけでなく季節や時間帯を変えて2022年度中に合計4回行われる予定という。

 ドローンは、重さ5kgまで運搬可能で安定した飛行が可能な物流専用の機材を使用した。

 なぜ受精卵を空輸するのか? 日本は、和牛の体外受精卵の乳牛へ移植して乳牛に和牛を生ませる技術において世界随一を誇る。しかし通常、それらの受精卵はトラックにより陸路で運ばれるのが一般的だ。

 それでは今回、ドローン配送の技術を追求することで、関係者にどのようなメリットがもたらされるのか。