和牛の「受精卵」をドローン配送! 北海道で“世界初”驚きの実験、果たしてどんなメリットが?

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北海道の上士幌町で、世界初となる「牛の受精卵のドローン配送」の実証実験が行われた。酪農家にとって、革命的とも言える一歩が踏み出された。

過疎地での物流、ドローンに期待

 上士幌町は十勝管内の北部、十勝帯広空港から車で約1時間20分の場所に位置する。行政面積約700平方キロメートル超に対して、人口約5000人。総面積の約76%を森林が占め、畑作や酪農が盛んな町だ。

 一方で農村地域に住む高齢者などにとっては、買い物や通院といった交通弱者の課題が深刻化。さらに、過疎地での高齢化やドライバー不足を背景に物流問題なども顕在化している。

 同社は2021年から、ドローンによる「置き配」スタイルの個人宅配送や、乳房炎を起こした牛の検体(乳汁)をドローン配送する実証実験などに取り組んでいる。

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