自動運転の大敵、実は「暑さ」だった?

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2022年6月に開催された競技会「自動運転AIチャレンジ」。学生をはじめとする若手精鋭たちが勝負に挑んだものの、思わぬ悪条件に阻まれるチームが相次いだ。

200超のチームから勝ち上がった精鋭12組

「自動運転AIチャレンジ」の様子(画像:渡辺たかとし)
「自動運転AIチャレンジ」の様子(画像:渡辺たかとし)

 自動運転の実用化に向けた研究やテストが現在盛んに行われている。その中で、若手や学生など将来の技術者を育成する場にもなる「自動運転AIチャレンジ」という競技会が2022年6月に開かれた。現地での様子をリポートする。

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 200チームを超える予選エントリーを勝ち抜き、決勝大会には12チームが残った。企業では、ヤマハ発動機、マツダ、KYBなどが残り、大学では、東京大学大学院、名古屋大学大学院、埼玉大学、立命館大学などが挑んだ。

 競技は、LiDARを搭載したゴルフカートにパソコンを接続し、車両を制御する。車両によるハンデがない状態で、純然たる制御勝負といった格好だ。

 コースはふたつあり、Aコースは、障害物回避と横断歩行者を想定したコースとなり、Bコースは、2分間という規定時間と停止位置の正確性を試験するという内容だ。

 最終的に勝敗は、評価点Aコース20点満点、Bコース20点満点、得意競技+10点の50点満点という評価で決まる。

 大会当日は35度を超える非常に蒸し暑い中で行われた。この暑さが、機械にとっても最大の敵となったようだ。

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