駅員・乗務員への暴力、1年で「400件以上」 おとなしい人が豹変、声をかけたら突然殴打 SNS晒しの危険性も 一体どうしたらいいのか

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日本の鉄道では1年で「400人以上」の駅務員、乗務員が客から暴力を受けている。しかし「昔はもっと多かった」という。

2021年度は406件発生

先日、ドアガラスを割られる被害があった東急田園都市線(画像:写真AC)
先日、ドアガラスを割られる被害があった東急田園都市線(画像:写真AC)

 日本の鉄道では1年で「400人以上」の駅務員、乗務員が客から暴力を受けている。2022年7月4日、日本民営鉄道協会(大手私鉄16社)やJRグループ、各交通局などが合同で公表した「鉄道係員に対する暴力行為の件数・発生状況について」は悲しい結果となった。

 2021年4月から2021年3月までの2021年度に発生した鉄道係員に対する暴力は406件、前年度調査の377件をさらに上回る結果となった。今は定年退職した元駅務員に話を聞くと「昔はもっと多かった」という。

「私の退職した10年以上前のほうが多かったと思います。むしろ退職前などは昔に比べれば、お客さまも落ち着いたものですよ。時代が変わりましたし、正直、駅員もいまよりはずっと荒っぽいのはいましたからね」

 確かに、直近で見ても2011(平成23)年度の同調査では911件と倍以上である。実のところ、そこから毎年減り続け、コロナ禍という面もあったが過去最低の377件となったのが2020年度というのが実態である。

「だからその部分だけ取り上げて減った、増えたは違いますよね。ただ、件数は減りましたが暴力の“内容”は変わりましたし、ごく一部のお客さまからの駅員に対する暴力がある、ということは事実です。昔は酔客が多かった」

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