首都高が全料金所を「ETC専用」へ もし誤進入したらどうなる? 担当者に聞いてみた

キーワード :
, , , ,
首都高速は2022年4月から35か所の料金所でETC専用化を開始。2030年度には全ての料金所をETC専用にするとしている。“落とし穴”はないのか。

回答から読み取れること

首都高速のETCのイメージ(画像:写真AC)
首都高速のETCのイメージ(画像:写真AC)

 以上のやり取りの中で、最も気になるのは二つ目の問いだろう。改修が困難かつ、円滑な通行が行えない場合「封鎖もあり得るのか」という質問に対し、明確な回答が得られなかった。

 五つめの問い(料金の徴収)についても、後日回収の仕組みがあるとする。しかし、国土交通省の示すロードマップには、当面の間はアナログな三つの対応が必要で、ゲートバーを設置することが前提になっているような図が描かれている。

 記載されるものは次の通りだ。
・ETC + 精算機
・ETC + 免許で本人確認 + 後日精算
・ETC + ナンバー確認 + 後日精算

 将来的には、三つめのパターンを高機能化して、入り口と出口の撮影結果をひも付けし、料金請求される仕組みを用いるようになるだろう。

 現在の料金形態は、ETCの利用が圧倒的にお得な設定になっている。そのためETCを利用しない手はないのだが、クレジットカードがなければ利用できないと認識している人が多いだろう。

 しかし救済措置として、現金をチャージして使うデポジットカードのETCも「ETCパーソナルカード」として存在し、コンビニなどで入金をすることで利用が可能となっている。

 現在、デポジットの下限額が2万円となっているが、3000円まで値下げも検討がされているようだ。

今後も変わらぬ運転時の注意点

 首都高におけるETC利用率は96.7%を超え、ほぼ全ての利用者がETCを利用しているといっても過言ではない状況だ。ETC専用化を進めることで、より普及率を上げていくことになるのだろう。

 しかし入口が全ETC専用化されたからといって、出口でのオペレーションはまだ検討中の部分が多い。追突などの事故を起こさないためにも、前方の車が出口で停止するといったケースを想定した走行は、今まで通り必要だろう。

全てのコメントを見る