首都高が全料金所を「ETC専用」へ もし誤進入したらどうなる? 担当者に聞いてみた

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首都高速は2022年4月から35か所の料金所でETC専用化を開始。2030年度には全ての料金所をETC専用にするとしている。“落とし穴”はないのか。

ETC利用率は現在96.7%

首都高速のETCのイメージ(画像:写真AC)
首都高速のETCのイメージ(画像:写真AC)

 首都高速道路は2022年4月1日(金)、35か所の料金所での「ETC専用化」を開始した。2030年度に全ての入り口をETC専用化という目標も掲げている。

 首都高でのETC利用率は、2021年9月時点で96.7%と極めて高い。首都高は、料金所をETC専用にすることで、

・空いている時間帯や経路の割引など柔軟な料金設定が容易となり、混雑を緩和して利用者の生産性向上を図れる
・人員確保が困難になる中、係員がいなくても料金所の機能を維持できる
・利用者や係員の感染小リスクを軽減できる

といったメリットがあるとしている。

全ETC専用化の概要と不安要素

 全ETC専用化に伴い、入り口にはETC専用レーンとサポートレーンが設置される見込みだ。新しい入り口では、これに対応するため2レーン分の設備が設置され、スムーズに設置が行えるように配慮されている。

 つまり、このルールでは2つのレーンがあることが前提であることがうかがえる。

 そして、出口については、ETC車も現金車も利用できるように対応するとのことだ。

 現状、首都高速には1レーンしかない古い出入口も残っており、かつゲートバーの設置がない箇所が点在する。そのような場所は、敷地も狭く、更改も難しい状況だろう。

 そういった場合は、1レーンでの運用や、その他の対応が必要になる箇所がでてくると考えられ、どのような運用に変わっていくのか疑問が残る状態だ。

 仮に、ボトルネックとなるETC非搭載車が誤進入した場合、物理的に特別転回も困難で、出口のチェックもカメラのみの対応となってしまうと、料金の回収は難しくなるのではないだろうか。

 1レーンの運用でも、ゲートバーの設置が好ましいが、出口の短い場所ではかえって本線の流れに影響を及ぼさないだろうか。

 そこで七つに質問を絞り、首都高速道路への取材を試みた。