世界が認めた日本車! 「支持率77%」という品質優位も、その背景で進む地域ごとの受容格差
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最新調査で日本車の品質支持率は77%と世界トップ級を維持するが、欧州で中国EVのシェアが15%を超えるなど市場の勢力図は激変している。ハードの性能からデジタル体験やエコシステムの運営へ競争の舞台が移る中、メイド・イン・ジャパンが勝ち残るための次なる成長戦略を最新データから読み解く。
車内テクノロジーが導く新価値

今回の調査から、品質の優位性だけで他社と差別化することが難しい市場環境が明らかになった。中国市場では素材の質感や仕上がり、カラー、デザインといった視覚的・触覚的要素が購入の意思決定で重視される。またエンジン車の購入者と比較し、電気自動車(EV)の購入者は内装品質やデジタル体験を一段と重視する傾向がある。
この動向に対応し、業界全体で車内テクノロジーの進化に向けた取り組みが加速している。特に高度なナビゲーション機能への需要が高まっており、EV購入層でその傾向は顕著だ。ナビゲーションは経路案内を超え、充電インフラの予約やオンライン決済、エンターテインメント、スマートホームとの連携など、移動中の時間を豊かな生活経済圏へつなぐハブの役割を果たし始めている。
消費者が求めるのは、基本的な信頼性をベースに、生活を豊かにする付加価値がいかにシームレスに統合されているかである。新興メーカーのシェア拡大の背景には、この心理変化に即応した製品展開がある。ソフトウェアのアップデートで車両購入後も機能や体験が持続的に向上する仕組みも一般化した。
今後のブランド競争は、ハードウェアの堅牢性を確保した上で、車内時間を新しい価値で満たす総合的な体験の競い合いへと広がるだろう。