世界が認めた日本車! 「支持率77%」という品質優位も、その背景で進む地域ごとの受容格差
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最新調査で日本車の品質支持率は77%と世界トップ級を維持するが、欧州で中国EVのシェアが15%を超えるなど市場の勢力図は激変している。ハードの性能からデジタル体験やエコシステムの運営へ競争の舞台が移る中、メイド・イン・ジャパンが勝ち残るための次なる成長戦略を最新データから読み解く。
多様化する消費者心理の背景

ブランド評価は品質や信頼性以外の多様な要素によって複合的に形成される。それを裏付けるのが各市場における日本車ブランドの忌避率であり、ドイツ車ブランドの12%をわずかに上回る。特に中国の29%と韓国の19%で平均を超えた。購入を避ける理由には製品性能に加え、地域的な背景や歴史的経緯が挙げられ、消費者の選択に市場固有の心理が影響している。
中国車ブランドに対する忌避率が日本で66%、韓国で72%と突出していることからもこの傾向は読み取れる。自動車はライフスタイルや価値観を表現する消費財でもあり、国際関係や自国ブランドへの支持が選択に深く結びつく。
近年の中国市場では自国メーカーへの支持が急速に高まった。デジタルネイティブな若年層を中心に先進的なコネクテッド技術を嗜好する消費者が増え、新しいブランドとの親和性が高まっているためだ。
かつて市場をリードした伝統的な欧州ブランドが、若年層から「上の世代が好むブランド」と捉えられるなど、顧客セグメントにおける価値観の移行も起きている。現代の自動車は所有のステータスから、最先端のデジタル体験や持続可能性へのアクセス権へと役割を広げた。ブランド競争の舞台は、ライフスタイルの変化に即した価値の提供へと拡張している。