「やっぱりハイブリッドの方が安心だ」 BYD新車販売41%減――BEV・PHV急減、「中国の壁」が映す市場の現実

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136.8万台、前年同月比8.7%減。補助金縮小を境に世界の電動車市場が失速した。BEV比率14.0%にとどまるなか、中国依存のテスラやBYDは急減。一方、HVは比率を伸ばす。政策頼みの成長は転機を迎えた。

補助金なしで選ばれる理由

2026年電動車市場の転換点。
2026年電動車市場の転換点。

 かつての電動化への熱狂は、補助金という支えを失い、急速に冷え込んだ。136.8万台という販売実績が示すのは、市場が落ち着きを取り戻すなかで起きている変化である。事業の判断を政府の掛け声や理想論に委ねる時期は、どうやら終わりを迎えた。

 テスラやBYDが直面する苦境は、特定の技術に資源を集める戦略のもろさを浮かび上がらせた。一方、トヨタが保ってきた販売の安定は、揺れの大きい環境で選択肢を複数持つことの意味を改めて示す。

 これから数年、企業に問われるのは流行を追う速さではなく、どのような状況でも利益を出し続けられる体質を備えているかどうかだろう。

 環境への負荷を減らすという目標は変わらない。ただ、その道筋はひとつではない。地域ごとの電力事情や暮らし方に応じて、現実的な手立ては異なる。理想像を語るだけでなく、足元の収益と着実な成果を両立できる技術が、結果として市場に残る。

 補助金という公的な助けが薄れたとき、その製品は何によって選ばれるのか。これからの競争は、そこに収れんしていくだろう。

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