「税金213億円」は何だったのか――東京・十条駅前再開発、莫大な予算の先に現れた“明るい廃墟”の正体とは

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東京都北区十条の39階建てザ・タワー十条は578戸中394戸が販売済みだが、1~2階商業施設ジェイトモールは空きテナントが目立ち、街の賑わい創出には課題が残る。

販売好調でも人の気配なし

十条駅前にそびえたつ「ザ・タワー十条」(画像:(C)Google)
十条駅前にそびえたつ「ザ・タワー十条」(画像:(C)Google)

 上層階のタワーマンションであるザ・タワー十条についても動向を確認した。

 ザ・タワー十条は全578戸あり、うち184戸の事業協力者住戸を除く394戸が販売されている。現時点の在庫は、大手不動産サイト「SUUMO」によると

・新築扱い:2件
・中古扱い:31件

しか登録されておらず(2026年1月19日時点)、ほとんどが販売済みと考えられる。

 しかしマンションに多くの人が住んでいるようには見えない。筆者は夜間、埼京線にかかる環状7号線の高架橋から十条駅方面を撮影したところ、

「明かりがついていない部屋」

が目立った。購入者の中には、自分が住むのではなく投資目的で取得した人が一定数いるのではないかと推測される。

 ザ・タワー十条は北区で最も高く、十条駅周辺も高台にあるため、遠くからでも目立つ。そのため販売好調とされるマンションに人が住んでいない異様な光景が、十条駅周辺以外の住民にも見えてしまう印象だ。

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