「税金213億円」は何だったのか――東京・十条駅前再開発、莫大な予算の先に現れた“明るい廃墟”の正体とは

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東京都北区十条の39階建てザ・タワー十条は578戸中394戸が販売済みだが、1~2階商業施設ジェイトモールは空きテナントが目立ち、街の賑わい創出には課題が残る。

1階の入居進むも2階は依然空洞

「ザ・タワー十条」の位置(画像:(C)Google)
「ザ・タワー十条」の位置(画像:(C)Google)

 筆者は2026年1月、改めてジェイトモールを訪れた。半年前に比べると、1階には

・大手カフェチェーン
・都心で人気の麻辣湯の店
・持ち帰りうなぎ専門店

などが入居し、空室率は改善していた。当時は「クィーンズ伊勢丹」のみだった案内図にも、複数のテナントが表示されている。

 ただ空きテナントは依然として多く、特に2階はなおもガラガラだ。テナントの状況には奇妙な現象も見られる。2階の一角ではケバブ専門店のオープンが予定され、2025年5月時点では「オープン予定」の張り紙があった。しかし現在も店は開店せず、2025年と同じく空き空間が広がっている。半年経過しても調理器具などは搬入されておらず、すぐに開店する様子はない。

 当該ケバブ店は周辺地域にも存在するため、スタッフに話を聞いたが、オープン時期について明確な回答は得られなかった。オープンしない間も不動産の賃料が発生している可能性があり、

「長期間放置されている状況」

には違和感が残る。今後も動向を注視する必要がある。

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