なんと「運転嫌い」が増えていた! 「好き」「まあ好き」56.8%に急落、ハンドルを握る人はなぜここまで冷めたのか

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運転は「楽しむもの」から「負担を減らす行為」へ変わりつつある。1万1350人調査で、運転好きは4年で4ポイント減少。多数派の内側で進む静かな意識変化が、車市場の評価軸を塗り替え始めている。

運転意識の静かな変化

自動車(画像:写真AC)
自動車(画像:写真AC)

 マイボイスコム(東京都千代田区)が2025年12月12日に公表した「カーライフ」調査は、表面的には穏やかな数字の変化を示している。だが、その奥には見過ごせない潮流が隠れている。回答者1万1350人を対象にした7回目の調査で浮かび上がったのは、運転という行為への感情が、思いのほか速く冷めつつあるという事実だ。

「車を運転することは好きですか?」。この問いに対する答えを、

・2017年11月(5回目)
・2021年11月(6回目)
・2025年11月(7回目)

の3時点で追うと、ある変化が読み取れる。運転を「好き」「まあ好き」と答えた層は、2017年に60.0%、2021年に60.8%だった。ところが2025年には

「56.8%」

まで落ち込んだ。過半数は維持しているものの、4年で約4ポイントの減少は決して小さくない。

 注目すべきは、これが「若者の車離れ」といった耳慣れた話ではない点だ。調査対象は実際に車を運転している人たちである。つまり、車社会の内側で、運転そのものへの評価が揺らぎ始めている。免許を取らない層や車を持たない層の話ではなく、日常的にハンドルを握る人々の意識が、音もなく変わりつつあるのだ。

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