なんと「運転嫌い」が増えていた! 「好き」「まあ好き」56.8%に急落、ハンドルを握る人はなぜここまで冷めたのか

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運転は「楽しむもの」から「負担を減らす行為」へ変わりつつある。1万1350人調査で、運転好きは4年で4ポイント減少。多数派の内側で進む静かな意識変化が、車市場の評価軸を塗り替え始めている。

「まあ好き」層の後退

7回目「カーライフ」に関するインターネット調査(画像:マイボイスコム)
7回目「カーライフ」に関するインターネット調査(画像:マイボイスコム)

 数字を細かく見ると、変化の輪郭がはっきりする。

「好き」と答えた人は2017年と2021年でともに25.4%だったが、2025年には24.1%へわずかに減った。より顕著なのは「まあ好き」層だ。2021年の35.4%から2025年には32.7%へと、約2.7ポイント後退している。つまり、強く肯定する層よりも、「まあ、嫌いじゃない」程度の温度感だった層が、さらに冷めてきている。

 その分、どこへ移ったのか。「どちらともいえない」は2017年の23.6%、2021年の23.8%から、2025年には25.5%へ増えた。運転に対する評価を保留する人、あるいは関心が薄れつつある人が、確実に増えている。

 否定層の動きも見逃せない。「あまり好きではない」は2025年に12.2%とほぼ横ばいだが、「好きではない」は2021年の3.4%から2025年には5.0%へ伸びた。割合としては小さいが、運転を明確に忌避する層が厚みを増している。

 全体を俯瞰すれば、運転を好む人は依然として多数派だ。ただし、その足元は確実に緩んでいる。減った分は中立層と否定層へ流れた。運転を楽しむものと捉える人が減り、やむを得ない移動手段、あるいは負担をともなう作業として受け止める人が増えている。車を運転している人の意識そのものが、静かに変質しつつあるのだ。

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