クルマの上にある「背びれ」みたいのは何か? 見慣れた光景の裏に潜む最新技術とは

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車載アンテナ市場は2033年までに1兆3399億円規模へ拡大が予測される。多機能化と自動運転対応で進化するサメ型アンテナは、デザイン性と通信性能を両立しつつ、コストや小型化という新たな課題に直面している。

サメ型アンテナのデメリット

サメ型アンテナはコストがかかる?(画像:写真AC)
サメ型アンテナはコストがかかる?(画像:写真AC)

 機能性の高いサメ型アンテナにはデメリットも存在する。

 多機能化にともない構造が複雑化し、ロッドアンテナに比べてコストが上がった。シャークフィン内部にはコイル状のアンテナ素子や電波を増幅する基盤が組み込まれ、複数のアンテナ素子が詰め込まれている。見た目はシンプルでも、技術が凝縮されており、コストがかかるのは当然である。

 一方で、ロッドアンテナに比べ洗車時の扱いやすさや、盗難・破損リスクは低下する。ユーザーにとって費用対効果は比較的高い。また、リセールバリューの維持にも寄与する。

 メーカーにとってもメリットは大きい。統一デザインを維持できれば生産効率の向上につながり、結果的にコスト削減にも貢献する。ロッドアンテナでは多機能化する自動車の通信に対応できないことから、今後もサメ型アンテナの採用は続くだろう。

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