ドライバー不足を「無人」で救え! “トラック隊列走行”が実現する3分の1コスト削減の経済学

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トラック無人隊列走行は、ドライバーひとりで複数車両を運行可能にし、安全性向上や燃費改善、渋滞緩和を実現する未来技術だ。2021年の実証実験では75%のドライバーが「安全」と評価、社会実装に向けた期待が高まる。

無人隊列走行の実現性

トラック隊列走行の実証実験の様子(画像:日本自動車会議所)
トラック隊列走行の実証実験の様子(画像:日本自動車会議所)

 トラックの隊列走行は、先頭車両のみにドライバーが乗車し、後続車両が無人で追従する「後続無人隊列走行」を目指している。後続車は前車と電子的に連結され、走行状況をリアルタイムで共有しながら自動走行する仕組みだ。高度な通信技術と先進安全技術が不可欠である。

 政府は2025年度までの車両技術確立を目標に掲げ、2026年度以降の社会実装を目指している。2018年1月には高速道路上で初の公道実証実験を実施し、その後も実証を重ねている。2021年2月には新東名高速道路で大型トラック3台による隊列走行を実施した。車間距離は5~10メートルに維持され、後続車2台は運転席が無人で、助手席には万が一に備えた保安要員が乗車した。

 ドライバーひとりで複数のトラックを運行できる未来の技術である。しかし、メリットや実現可能性はどの程度なのか、今後の課題も少なくない。

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