エンジンオイルを「価格」だけで判断してはいけない根本理由――安価選択が潜む思わぬ“落とし穴”とは
クルマの命ともいえるエンジンオイル。20~70代1025人調査では選択基準の55.6%が価格重視だが、指定外オイルは燃費低下や故障リスクを招き、長期的な経済性を損なう危険がある。日常の適切管理が安心と性能を守るカギだ。
エンジン寿命の守護策

クルマを安全に使用するには、日々のメンテナンスが欠かせない。手を抜くと故障や重大事故につながる可能性があり、安心して走行するためには早めの対応が重要だ。特に消耗部品であるエンジンオイルは定期的に交換する必要がある。オイルの劣化は目に見えないため、つい後回しにしがちだが、それが長期的に大きなリスクとなる。
トヨタのウェブサイトでも、エンジンを良好な状態に保つためにはオイル管理が欠かせないと説明されている。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑や冷却などを行い、スムーズな回転を支える“クルマの血液”ともいえる存在だ。ネッツトヨタ中部(愛知県名古屋市)のウェブサイトによれば、エンジンオイルには次の七つの機能がある。
・接触面に油膜を張り摩耗を防ぐ「潤滑作用」
・熱を吸収して冷却する「冷却作用」
・圧力を分散し衝撃を吸収する「緩衝作用」
・錆を防ぐ「防腐作用」
・部品間の気密性を高める「密閉作用」
・金属片やカーボンの堆積を防ぐ「清浄作用」
・酸を中和して金属を腐食から守る「酸中和作用」
である。こうした機能を維持するには、
「定期的なオイル交換が不可欠」
だ。オイルを適切に管理することでエンジンはスムーズに回転し、燃費悪化の防止や環境負荷の軽減にもつながる。また、定期的な点検やオイル管理を意識することは、ドライバー自身の安心にも直結する。日常の小さな注意が、大きなトラブルを未然に防ぐことになるのだ。