なぜ自動車部品メーカーは「医療」「農業」に挑むのか? EV時代に失う技術を生かす“意外な仕事”とは

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電動化や自動運転、カーシェアリングが進むCASEの影響で、自動車部品点数は減少。帝国データバンク調査では大手2500社の4割が対応未着手で、新規事業や異業種参入が企業価値向上のカギとなっている。

他業界進出の戦略意義

NTNのウェブサイト(画像:NTN)
NTNのウェブサイト(画像:NTN)

 自動車関連企業がCASEの流れに対応するには、研究・開発に多額の投資が必要である。

 2019年12月、愛知県が公表した「自動車業界の変化の影響等に関する動向調査報告書」によれば、企業2,500社を対象にCASEやMaaSの進展についてアンケートした結果、約4割が「何も行っていない」と回答している。その一方で、収益体質強化のため、他業界への市場開拓を視野に入れる企業は年々増加している。

 企業が長年培ってきたノウハウは、他業界の市場ニーズに合致することで多くのメリットを生む。自動車部品メーカーの異業種参入は、リスク回避のためではない。ステークホルダーへのアピールや、資産効率、企業価値向上を目的とする側面が強い。

 自動車関連企業が農業や水産業、医療など多様な業界で進展すれば、社会全体の活性化にもつながると考えられる。

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