トラックの最高速度引き上げが「大気汚染」を招く? 米国研究が突きつけた、日本の不都合な真実

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日本で2024年、高速道路の中大型トラック最高速度が80km/hから90km/hに引き上げられた。物流効率化の狙いがある一方、米国の研究は速度引き上げが都市部の大気汚染を悪化させる可能性を指摘する。

中大型トラック速度引き上げの環境影響

自動車(画像:Pexels)
自動車(画像:Pexels)

 日本では2024年、高速道路における車両総重量8t以上の中大型トラックの最高速度が、従来の時速80kmから90kmに引き上げられた。この速度引き上げは「働き方改革」による物流ドライバーの勤務時間短縮を狙ったものだ。しかし環境面では歓迎しにくい動きとなっている。

 米国の最新研究によると、速度制限の引き上げは

「都市部の大気汚染悪化」

を招く可能性があるという。2025年1月、カリフォルニア大学リバーサイド校などの研究チームは、学術誌『Environmental Science and Technology』で発表した。研究では、コロナ禍前後のカリフォルニア州ロサンゼルスとユタ州ソルトレイクシティの都市圏で収集した自動車排出ガスデータを比較した。

 対象は、ガソリン車から排出される一酸化炭素(一種の有害大気汚染物質)と二酸化炭素(温室効果ガス)である。新車種ほど厳しい排ガス規制が課されており、年々都市の空気は改善傾向にあるものの、速度引き上げは逆風となる可能性がある。

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