JR高崎駅が「ぐんまちゃん駅」になったワケ 京急「かぁまたたたたーっ駅」も誕生、駅名改名が生む巨大なPR効果とは?
駅名を大胆に変える“改名キャンペーン”が各地で広がっている。SNS拡散や報道露出で広告効果は絶大。高崎駅では「ぐんまちゃん駅」、京急では「北斗の拳駅」などの事例が話題を呼んだ。副駅名導入やネーミングライツによる収益化も進むなか、駅名は単なる案内を超え、地域と企業を結ぶ新たな経済資源となりつつある。
副駅名導入による収益化

近年、副駅名を導入する駅が増えている。副駅名とは、正式な駅名の下に付けられるサブの名称である。目的地の下車駅をわかりやすく示すほか、周辺の立地や特色をイメージさせる役割も担う。
例えば、JR神田駅には「アース製薬本社前」という副駅名が付いている。沿線にある企業や大学、観光地の名称が副駅名として採用されるケースが多い。広告的な機能も持っており、企業の認知拡大に寄与している。一部の駅ではネーミングライツとして運用され、新たな収入源にもなっている。
また、駅名自体が観光資源となる例もある。大井川鐵道大井川本線の五和駅は、2020年に「合格駅」へと改名された。もとは地域おこしの一環として、期間限定で行われていた施策だった。語呂合わせによる名称変更だが、受験シーズンになると多くの受験生や家族が訪れる。「合格駅行き」の記念乗車券も販売され、話題を集めた。
駅は地域の玄関口であり、駅名はその象徴である。普段は意識されにくいが、駅名には強いシンボル性がある。駅名を変えることで地域が注目を集めることもある。それによって、地域の歴史や産業、企業への関心が高まり、地域活性化や住民意識の変化にもつながる。今後は、こうした駅名の活用を通じた地域運営にも期待がかかる。