JR高崎駅が「ぐんまちゃん駅」になったワケ 京急「かぁまたたたたーっ駅」も誕生、駅名改名が生む巨大なPR効果とは?

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駅名を大胆に変える“改名キャンペーン”が各地で広がっている。SNS拡散や報道露出で広告効果は絶大。高崎駅では「ぐんまちゃん駅」、京急では「北斗の拳駅」などの事例が話題を呼んだ。副駅名導入やネーミングライツによる収益化も進むなか、駅名は単なる案内を超え、地域と企業を結ぶ新たな経済資源となりつつある。

駅名広告の是非を問う

京急蒲田駅(画像:写真AC)
京急蒲田駅(画像:写真AC)

 メーカーとの商品コラボも行われている。2022年3月14日から4月17日には、東洋水産のカップラーメン「QTTA」とコラボ。三崎口駅は「三崎QTTA駅」に改名された。この期間中、北品川駅、天空橋駅、京急川崎駅、京急久里浜駅も巻き込まれ、駅構内はQTTA一色となった。

 さらに2024年5月18日からは、サントリーの缶チューハイ「タコハイ」とのコラボが始まった。京急蒲田駅が「京急蒲田タコハイ駅」に変更され、駅を“居酒屋風”に演出するイベントも企画された。

 だがこの取り組みは、思わぬ反発を招く。アルコール依存症予防に取り組むNPO団体から配慮を求める申し入れがあり、キャンペーンは急遽中止された。酒好きにとっては魅力的な企画だっただけに、残念な結果となった。とはいえ、公共交通の場である駅では、あらゆる利用者に配慮する必要がある。

 駅名看板は、意識せずとも目に入る存在である。その影響力は小さくない。慎重な判断が求められる領域だ。

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