JR高崎駅が「ぐんまちゃん駅」になったワケ 京急「かぁまたたたたーっ駅」も誕生、駅名改名が生む巨大なPR効果とは?

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駅名を大胆に変える“改名キャンペーン”が各地で広がっている。SNS拡散や報道露出で広告効果は絶大。高崎駅では「ぐんまちゃん駅」、京急では「北斗の拳駅」などの事例が話題を呼んだ。副駅名導入やネーミングライツによる収益化も進むなか、駅名は単なる案内を超え、地域と企業を結ぶ新たな経済資源となりつつある。

改名による話題創出

2022年の「なりもす駅」(画像:東武鉄道)
2022年の「なりもす駅」(画像:東武鉄道)

 駅名を期間限定で改名する動きは、他の鉄道会社でも見られる。2022年3月8日から4月3日まで、東武東上線の成増駅は「なりもす駅」に改名された。

 成増は、モスバーガー1号店が開業した地である。モスフードサービスの創業50周年を記念した取り組みだった。このときは、ホームと南口の駅名看板を実際に「なりもす駅」に変更している。

 記念企画として、硬券3枚セットのモスバーガー50周年記念乗車券が販売された。記念列車も運行された。テレビニュースにも取り上げられ、改名を通じて初めて成増がモスバーガー発祥の地と知った人も多かったはずだ。

 駅名改名キャンペーンに早くから取り組んできたのが京急電鉄である。2016(平成28)年8月10日から9月30日には、人気キャラクター「リラックマ」とのコラボを実施。京急久里浜駅の駅名看板を「京急リラッ久里浜駅」に変更した。

 2017年10月には、企画乗車券「みさきまぐろきっぷ」と連動し、三崎口駅を「三崎マグロ駅」に改名した。三崎口の「口」に、マグロの「ロ」をかけた言葉遊びで、「口」の上に「マグ」の文字を差し込んだ駅名看板が掲出された。

 京急はこうした周年記念や他企業とのコラボに積極的だ。期間限定でユニークな駅名を導入してきた。なかでも話題を呼んだのが、漫画『北斗の拳』とのコラボである。2018年7月30日から9月17日にかけて、北斗の拳35周年と京急120周年の記念キャンペーンを実施。京急蒲田駅は「京急かぁまたたたたーっ駅」に、上大岡駅は「上ラオウ岡駅」に、県立大学駅は「北斗の拳立大学駅」に変更された。

 もはや地元との関連性はなく、完全にダジャレによる改名だった。

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