CO2多排出の航空機は乗らない! 不名誉レッテル「飛び恥」脱却の切り札、バイオマス燃料の実態とは

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航空業界が現在注目しているSAF(再生航空燃料)。国内にある使用済み食用油や家庭ごみなどを全て生産に利用できれば、国内での航空機燃料のほぼ全量をSAFに置き換えられるというが……

廃食用油の用途に変化

廃食用油のイメージ(画像:写真AC)
廃食用油のイメージ(画像:写真AC)

 バイオ燃料の原料となる、使用済みあるいは廃棄された食用油(UCオイル)の現状について調査してみた。

 全国油脂事業協同組合連合会の資料における、外食産業など事業系のUCオイル量は以下のとおりである。なお、2021年度版におけるカッコは全体数量に対する割合を示す。

●2015年版
・飼料原料:24~26万t
・工業原料:2~3万t
・燃料・輸出:4~5万t
・廃棄:6~8万t
・合計:38~40万t

●2021年度版
・飼料原料:20万t(50.0%)
・工業原料:5万t(12.5%)
・燃料原料:1万t(2.5%)
・輸出(燃料原料):12万t(30.0%)
・廃棄:2万t(5.0%)
・合計:40万t

 2015年版と2021年度版の比較において、事業系のUCオイル量の全体量はほぼ同じであるが、燃料原料と輸出の項目を合わせて、4~5万tから13万tと大きく伸びていることがわかる。

 また2021年度版では、燃料原料としての輸出が全体の3割に拡大しており、バイオ燃料の原料としての用途が拡大していることがうかがえる。

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