高速道路「暫定2車線」はなぜ事故が多い? 3400kmに潜む“死角”の正体――中央分離帯はワイヤーロープで本当に安全?

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日本の高速道路網は約3400kmに及ぶ暫定2車線区間を抱え、安全性や拡幅計画の課題が顕在化している。コスト効率を優先しつつも、事故リスク軽減のため中央分離帯の最適化が急務だ。

10年で進む分離帯改良計画

ラバーポールの中央分離帯(画像:都野塚也)
ラバーポールの中央分離帯(画像:都野塚也)

 暫定2車線区間では、中央分離帯に樹脂製のラバーポールが多く使われている。

 実際に走行した印象では、ワイヤーロープよりラバーポールの方が設置されている箇所が多い。ラバーポールは視認性に優れており、運転しやすいメリットがある。しかし、衝突時の耐久力はワイヤーロープが圧倒的に高い。

 これを受けて国土交通省は、暫定2車線区間のラバーポールを順次ワイヤーロープに切り替える方針を打ち出している。ただし、橋梁やトンネル内などではワイヤーロープの支柱を深く打ち込むことが難しい。そのため、打ち込みが浅くて済むラバーポールを使わざるを得ない場合もある。

 ワイヤーロープとラバーポールは、それぞれにメリットとデメリットがある。コスト面も考慮しつつ、両者を適材適所で使い分けることが求められている。

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