日産はなぜ「2万人」もリストラするのか? ゴーン後遺症とEV戦略迷走、アセンブラー転落の危機! 7人に1人が消える衝撃の「Re:Nissan」を考える

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日産自動車は、2025年5月13日に発表した経営再建計画「Re:Nissan」において、2万人規模の人員削減を明らかにした。これは2007年以来18年ぶりとなる大規模なリストラで、国内外でコスト削減だけではなく、企業構造の根本的見直しが進行中であることを示唆している。日産の再建策は、業績不振から抜け出すための岐路に立たされている。

請負工場化リスクの現実味

新型日産リーフ(画像:日産自動車)
新型日産リーフ(画像:日産自動車)

 日産はどこへ向かうのか。今、その問いに対する答えは悲観的な様相を帯びている。完成車メーカーとしての競争優位は、すでに薄れつつある。

 今後、OEM供給先としての立場は一層強まる見通しだ。三菱自動車には、2026年後半から北米向けに次期リーフの供給を始める計画がある。

 一方で、台湾の鴻海精密工業(ホンハイ)との提携を模索する動きは、自社開発の放棄に近い選択と見なせる。自らの技術でクルマをつくる意志を後退させる動きともいえる。

 このままでは、完成車メーカーとして生き残るのではなく、既存の工場や設備を活用する“請負工場”へと変質する懸念もある。鴻海との連携が進めば、外資への取り込まれも現実味を帯びてくる。

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