「泣きっ面に蜂」欧州自動車、転落の歴史! ディーゼル不正、日本にHV完敗! EV中国勢席巻、740億円制裁金という現実

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欧州自動車産業は、ディーゼルゲートの影響や中国勢のEV台頭、ハイブリッド市場での遅れなど、未曾有の危機に直面している。しかし、技術革新と企業倫理の改革を通じて、競争力を取り戻す道は残されている。今後の動向が注目される。

第一の試練「クリーンディーゼル神話崩壊」

フォルクスワーゲンのロゴ(画像:Pexels)
フォルクスワーゲンのロゴ(画像:Pexels)

 かつて欧州自動車メーカーは環境に優しいクリーンディーゼルを強調し、優れた燃費性能と低CO2排出量により、ディーゼル車は欧州で広く普及していた。

 しかし、2015年9月、米環境保護局(EPA)の調査で発覚したフォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題(ディーゼルゲート)により、その神話は崩壊した。メルセデスベンツやBMW、アウディにも不正の疑いがかけられ、消費者の信頼は大きく損なわれた。加えて、NOx(窒素酸化物)排出問題が明らかになり、健康被害への懸念が高まった。

 この影響で、欧州主要都市ではディーゼル車の走行規制が進み、リセールバリュー(再販価値)も大幅に下落した。2010年半ばには、ディーゼル車は欧州の乗用車市場の約5割を占めていたが、その後は下降線をたどっている。このような状況を受けて、欧州メーカーは急速な電動化への転換を迫られた。

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