「泣きっ面に蜂」欧州自動車、転落の歴史! ディーゼル不正、日本にHV完敗! EV中国勢席巻、740億円制裁金という現実
欧州自動車産業は、ディーゼルゲートの影響や中国勢のEV台頭、ハイブリッド市場での遅れなど、未曾有の危機に直面している。しかし、技術革新と企業倫理の改革を通じて、競争力を取り戻す道は残されている。今後の動向が注目される。
第二の試練「ハイブリッド技術では日本勢に完敗」

欧州メーカーがディーゼル技術に注力していた一方で、日本メーカーはハイブリッド車(HV)の開発を進め、市場で支配的な立場を築いた。
トヨタは1997(平成9)年に初代プリウスを発売し、それ以降の長年にわたる研究成果として、現在のハイブリッド技術がある。トヨタは燃費効率の高さと信頼性で圧倒的な競争力を誇り、ホンダや日産もハイブリッド技術を磨き上げ、グローバル市場でリーダーとなった。
欧州メーカーが2000年代にハイブリッド市場に本格参入した頃、すでに日本勢が市場をリードしており、シェアを取り戻すことは容易ではなかった。また、HVは充電インフラを必要とせず、エネルギー価格の高騰が続くなかでも消費者にとって魅力的な選択肢となっている。
メルセデスベンツやBMWはプラグインハイブリッド車(PHV)での巻き返しを狙っているが、すでに日本や中国のメーカーがPHVでもリードしており、競争で優位に立つのは難しい状況である。