「ホテルが見つからない」 大阪万博またピンチ! 稼働率全国トップの80%超え、宿泊費2~3倍高騰も! 宿泊難民続出で、兵庫県へ“避難”勧告の現実か

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大阪市此花区の人工島・夢洲で13日、大阪・関西万博が開幕する。大阪府内の宿泊施設は稼働率が高止まりし、事実上ほぼ満室の状態だ。万博の集客にも影響を与える可能性がある。

大阪だけでカバーは困難

大阪城近くに登場したダブルツリーbyヒルトン大阪城(画像:高田泰)
大阪城近くに登場したダブルツリーbyヒルトン大阪城(画像:高田泰)

 吉村洋文大阪府知事は3月末の記者会見で、今後予約が増えてさらにホテル需給がひっ迫するとの見解を示し、「大阪だけでカバーしきれない。関西全体で需要に対応したほうがいい」との考えを明らかにした。

 大阪の宿泊状況に詳しいりそな総合研究所の荒木秀之主席研究員も、今後のホテル需給に同じ見方を示している。府内の客室稼働率を押し上げているのは訪日客だが、今後は万博の来場客に加え、警備関係者ら万博関連で働く人の宿泊場所も必要になるからだ。

 近辺で宿泊施設が充実しているのは京都市だが、訪日客殺到で観光公害が叫ばれるほどの混雑ぶり。京都市観光協会がまとめた2024年の客室稼働率は79%に達し、とても万博に客室を振り向ける余裕はない。

 狙い目はホテル・旅館の客室数が4.5万室と多く、2024年12月の客室稼働率が60%弱の兵庫県。単純計算で1日当たり1.8万室の余裕がある。荒木主席研究員は

「このままだとホテル予約が取れずに万博を断念する人が出ることも考えられる。兵庫県のホテルに誘導する情報提供にもっと力を入れるべきだ」

と提言する。

 大阪・関西万博は大阪メトロ中央線が延伸し、万博会場の東ゲート近くに夢洲駅を開設した。期間中は運行本数を現在の2倍以上に増やす計画だ。JR大阪駅(北区)などと会場を結ぶシャトルバスの運行準備も整った。

 しかし、会場整備費が大幅に上振れしたにもかかわらず、海外パビリオンの工事が遅れ、前売り券の販売が目標の1400万枚を大きく下回る見通し。無料招待を辞退する学校が相次ぐなど暗い話題も続いている。かじ取りを誤ると宿泊施設不足がそれに追い打ちをかけかねない。

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