車検の制度「4月改正」で何が変わる!? 元ディーラーが明かす「先食い」横行の懸念! 現場は疲弊? 整備士不足の深刻度とは
2025年4月からの車検制度改正が自動車整備業界に与える影響は大きい。車検を受ける期間が倍に延長される一方で、整備士不足や業界の負担軽減には限界があり、現場では依然として過重労働の実態が続いている。この改正が本当に業界を改善するのか、実際の声を交えた考察をお届けする。
現場の疲弊と業界の未来

今回の車検制度改正は、車検の混雑緩和と自動車整備士の働き方改善が主たる目的だ。
しかし、この制度改正が自動車整備士の不足という根本的な問題を解決するとは考えにくい。
働き方を改善することは重要だが、整備士の待遇を改善する施策がなければ、近い将来、整備士がさらに不足し、現場がさらに疲弊する可能性もある。実際に勤務していた店舗を訪れた際、メカニックたちが非常に大変そうにしていた。
現場の声を聞くなかで、日本の基幹産業である自動車業界の活性化を切に願っている。