「木更津アウトレット」なぜ圧倒的1位? 千葉県の休日「立ち寄りランキング」発表! 海ほたるは何位だった?

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千葉県の観光地ランキングで「三井アウトレットパーク木更津」が圧倒的1位に。1日8.3万人が訪れ、2位「海ほたるPA」の5倍超。この結果は、消費行動の変化やアクセスの重要性を示唆する。今、観光地に求められるのは「多目的化」と「滞在価値」だ。千葉県観光の未来を占うデータを読み解く。

アクセス性と施設魅力の影響力

三井アウトレットパーク木更津の位置(画像:OpenStreetMap)
三井アウトレットパーク木更津の位置(画像:OpenStreetMap)

 国交省は2025年2月25日、千葉県内での「休日における車での立ち寄り客数ランキング」を発表した。結果として、1位に「三井アウトレットパーク木更津」が圧倒的な数字でランクインし、2位以下には大きな差をつけた。この結果は、消費行動の変化やアクセス性、観光地の魅力の変化、さらには千葉県内の道路インフラの整備状況をどのように反映しているのだろうか。

 まず、ランキングを俯瞰してみよう。1位は「三井アウトレットパーク木更津」で、1日あたり8万3200人が訪れている。2位は「海ほたるパーキングエリア(PA)」で1万6600人、3位は「道の駅『保田小学校』」で1万4900人、4位は「市原ぞうの国」で1万人、5位は「浜金谷港」で1万人だ。

 このランキングで目を引くのは、1位の「三井アウトレットパーク木更津」の数字が圧倒的に突出している点だ。2位の「海ほたるPA」との差は5倍にもなっている。この圧倒的な差は何を意味するのだろうか。

 さらに、5位以内にランクインした施設には共通点がある。海ほたるPAや浜金谷港など、東京湾アクアラインに直結したエリアが多く、また、道の駅や動物園など、家族連れをターゲットにした施設も上位に位置している。

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