沖縄の「この場所」に、なぜ橋を作らないのか?

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八重山諸島を結ぶ架橋構想は1968年に提案され、当時の経済振興計画の一環として地域開発の転換点を迎えた。技術的な挑戦や環境への影響を乗り越える中で、石垣島と西表島を結ぶ橋がもたらす輸送革命とその後の観光・産業発展の可能性は、今なお地域経済に大きな影響を与えている。

架橋提案の行方

石垣島(画像:写真AC)
石垣島(画像:写真AC)

 かつては壮大な計画に過ぎないと思われていた架橋計画だが、小浜島~西表島間については何度も架橋構想が提案されてきた。

 最新の提案は2023年5月、八重山建設産業団体連合会が地域住民の利便性向上を目的に竹富町に提出したものである。

 しかし、この架橋提案について、その後の進展は見られない。

 豊かな自然が観光資源となっている現在、利便性を重視した架橋の実現可能性は果たしてどれほどあるだろうか。

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