高崎市で「新築マンション」建設が相次ぐ理由! 2026年度誕生の新駅「豊岡だるま駅」がもたらす地域変革とは?
JR信越本線に新設される「豊岡だるま駅」は、地域活性化と高崎市中心部へのアクセス向上を目的とした駅だ。2026年度末に開業予定で、建設費30億円の中で公共交通政策の強化と費用対効果が問われている。地域の人口流入と再開発の進展が背景にあり、今後の利用率と公共サービス向上が期待されている。
利便性向上へ新駅設置が急務

JR信越本線、高崎~横川間には合計八つの駅がある。この区間は、1885(明治18)年に官設鉄道として開業し、1962(昭和37)年に電化されるまでは非電化だった。蒸気機関車が牽引する客車列車が普通列車として運行されており、電化後も駅間距離が長いままとなっている(2.4~7km、平均4.2km)。
そのため、鉄道利用が不便で、日中の列車本数は上り・下りとも1日22本と限られている。沿線住民は、高校卒業後に自動車運転免許を取得し、ほとんど鉄道を利用しなくなるのが一般的だ。
同じ群馬県内でも、東武鉄道が運行する東武伊勢崎線とは状況が異なる。駅間距離は1.2~4km(平均2km)と短く、列車本数も上り・下りとも38本と多く、利便性が高い。
近年、JR東日本は国鉄末期のように事故が頻発し、需要創造が進んでいない。適切な鉄道会社であれば、長すぎる駅間距離を改善し、新駅を設置して列車本数を増やすことで、通勤や地域活性化に努めるべきだろう。さらに、環境負荷の軽減や駅周辺の賑わいにもつながる。
この区間では、駅から半径250m以内にコンビニエンスストアがある駅は、高崎駅と北高崎駅の2駅のみで、JR東日本のサービス改善が求められている。東武伊勢崎線並みに駅間距離を短縮し、列車本数を増やせば、鉄道に関心を持たない層の利用も期待できる。
沿線の高齢化が進むなか、自動車運転免許の返納者が増えることも確実視されているため、新駅設置の必要性は高まっている。この区間で最長の駅間距離である安中~磯部間では、安中市が新駅設置構想を進めており、豊岡だるま駅と同様に、自治体が建設費を負担する請願駅として整備される見込みだ。