広島駅「駅ビル2階」に路面電車が突っ込む!半世紀ぶりの大改造、広電「駅前大橋線」開通でどう変わる?

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広島駅が半世紀ぶりに大刷新。新駅ビルが誕生し、駅ビル2階に広電の停留所が設置されることで、中心市街地への移動時間が大幅短縮。駅前大橋線の開通により、従来の経路より約4分短縮され、交通の利便性と安全性が向上する。

駅ビル・電停と各ビルをデッキで接続

駅ビル工事が進む広島駅前。併せて周辺ビルでも改装が進められており、福屋百貨店などが入居する「エールエールA館」(写真左)には新たに市立図書館が入居。新駅ビル「ミナモア」(右)からデッキで接続される。2024年10月撮影(画像:若杉優貴)
駅ビル工事が進む広島駅前。併せて周辺ビルでも改装が進められており、福屋百貨店などが入居する「エールエールA館」(写真左)には新たに市立図書館が入居。新駅ビル「ミナモア」(右)からデッキで接続される。2024年10月撮影(画像:若杉優貴)

 広島駅南口(正面)には、これまで渋滞緩和や交通安全の観点から横断歩道が少なく、JR広島駅や広電の電停から駅前の施設に直接アクセスするには、多くの場合、地下へ潜って地下道を通るのが最も近道だった。

 今回の電停2階への移設にともない、駅ビル2階部分にはペデストリアンデッキや連絡通路が整備され、周辺のさまざまな施設と接続されていく予定だ。周辺ビルとの接続工事は2026年度末まで続く見通し。

 電停の移設とデッキの整備により、電停から駅ビル内はもちろん、商業施設や飲食店などへのアクセスが向上し、買い物などの利便性も大きく高まるため、駅周辺地域の賑わい創出が期待されている。

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