「匂いが独特」「アル中かよ」 在来線グリーン車の飲酒問題に賛否両論! 車内飲酒「反対」7割、マナーと自由のバランスはどう保つべきか?
在来線グリーン車でのアルコール摂取を巡る議論が再燃している。実際、68.4%の乗客が車内での飲酒を「やめてほしい」と回答しており、車内環境の快適さを求める声が強い。一方で、飲みながら移動したいというニーズも根強く、解決策として「車両を分ける」案が浮上している。
グリーン車の飲食問題、増加する声

電車での旅行や出張中、駅弁や地元の名物を車内で楽しむことは多くの人にとっての楽しみだ。しかし、車内での飲食には気を使う場面も少なくない。特に、肉まんやタコ焼きなど、温かくて匂いが広がりやすい食べ物は、以前から問題視されてきた。車内にこもる匂いや、食事の音が気になることもある。
また、冷えた駅弁やパンでも、食べ物のにおいは避けられない。そのため、周囲に迷惑をかけないか心配になり、購入をためらうこともある。
筆者(古宮宗、フリーライター)は、先日久しぶりに夕方のグリーン車に乗り、車内に広がるビールやおつまみのにおいを感じることになった。車両の前方から乗車したため、乗客の3~4割が缶ビールを手にしているのが目に入った。男性が多いが、女性も見かけた。ネット上では、
「在来線のグリーン車でアルコールを禁止してほしい」
という声が定期的に上がっている。現在、JR東日本の普通列車グリーン車は8路線で運行されており、2025年3月15日から中央線快速・青梅線にもグリーン車サービスが導入される予定だ。このため、アルコールに関する問題は再び注目を集めるだろう。
本稿では、在来線グリーン車での飲食マナーやその影響について考え、特にアルコールに関する問題に焦点を当ててみる。