「コロナで車内ガラガラ」 存続危機の特急りょうもうを復活させる、起爆剤の正体

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東武鉄道の特急「りょうもう」求心力が低下している。3月12日のダイヤ改正は吉と出るか凶と出るか――注目が集まっている。

ビジネス列車として人気だった過去

特急「りょうもう」(画像:写真AC)
特急「りょうもう」(画像:写真AC)

 東武鉄道(以下、東武)は2022年3月12日、ダイヤ改正を実施した。特に、特急「りょうもう」「リバティりょうもう」は28往復から25往復に削減されたほか、11往復についてはリバティりょうもうが「3両運転」という事態になった。

 今回の改正で結果が出なければ、次でさらなる“大ナタ”がふるわれるだろう。

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 特急りょうもうは伊勢崎線系統の優等列車で、都心と両毛産業圏(館林、足利、太田など)を結ぶ。急行時代は営業や出張などのビジネス客に愛用され、日中でも急行券の入手が困難なほどだった。なお、最盛期の年間利用客は250万人台を誇っていた。

 1999(平成11)年3月16日の特急格上げ後は

・停車駅の増加
・特急料金の値下げ
・新型車両を使用する特急リバティりょうもうの運転開始

など、テコ入れを図る。

 これにより、浅草~東武動物公園間は近距離通勤客の需要を得た。また、1997年にあしかがフラワーパークがオープンしたことで、藤の花が咲き誇るゴールデンウィークは乗車率が非常に高く、観光輸送としての役割も加わった。

 だがその後、平日の日中ですら「空席あり」が日常的になってしまった。