JR西日本新快速の素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない【リレー連載】偏愛の小部屋(17)
JR西日本の新快速は、速さと利便性で他の鉄道サービスを圧倒する存在だ。京都~大阪間約29分、大阪~三ノ宮間約21分の速達性と、15分ごとのわかりやすいダイヤ設定が通勤客や旅行者にとって大きな魅力となっている。新快速の歴史と進化を振り返り、なぜ今も多くの人々に愛され続けているのかを解説する。
やばいポイント2「運行距離の長さ」

ふたつ目の新快速の推しポイントは、運行距離の長さだ。
京都~西明石駅間でスタートした新快速は、次第に区間を延長していった。姫路へは1972(昭和47)年3月と比較的早い時期に延伸していたが、米原方面への延伸には時間を要した。
1986年11月の国鉄最後のダイヤ改正で彦根駅。1988年3月のJRグループ発足後初の全国ダイヤ改正で米原駅、1991(平成3)年9月の米原~長浜間直流化で長浜駅、そして2006年10月の北陸本線の直流区間延伸にともない敦賀駅まで足を伸ばすこととなる。正直なところ、敦賀駅で見かける播州赤穂行きは、
「播州赤穂ってかなり遠いな」
と感嘆するばかりである。思いがけず普段めったに行くことのないはるか遠くにある駅名を見かけたとき、このままふらっと旅をしたくなるのは気のせいだろうか。
JR東日本管内でいえば、熱海駅で見かける宇都宮行きや高崎行きが遠路はるばる列車の仲間となる。ちなみに距離を比較すると、JR西日本の新快速が敦賀~播州赤穂駅間で(275.5km)、JR東日本の最長は東京上野ラインの前橋~沼津駅間(241km)であり、なかなかいい勝負だ。
ちなみに、ネット上では敦賀発・播州赤穂行きの新快速は。JR最長普通列車としてさまざまな記事や動画がアップされている。